#85 YELL / 輪入道 feat.Eill

久々に音楽の記事を。いつも救われてる一曲。女の子への応援歌って言ってたんだけど、本当に当てはまるところが多すぎて「わたしのこと歌ってる！？」って勘違いできる。笑

1バースめはパンチラインの宝庫。どこをとってもくらう。

「もしも落ち込んだ時は見上げな　星空　それからニヤけな　首が痛くなったら前向きな　ちったあシャンと伸びたか　背筋が」

はい、クリティカル。勝者輪入道。ここ、大学から帰る時とか聴きながらいつも泣いちゃう。わたしがめちゃくちゃ猫背だから余計響く。関係ないか。

落ち込んで俯いてしまう時にまた前を向く方法をそっと提示してくれる。『So Dark』みたいなオラオラ全開とはまた別の、優しいお兄ちゃんみたいにリスナーに寄り添ってくれてる感じが素敵。

「就職前もう一度見つめろ　悩んだ時間の先に結果がある　素敵な大人になれるぜ必ず」

ここを聴くと、やるしかないなって。まさに『俺はやる』なんだよなぁ。今くよくよしてる時間も無駄じゃないのかもと思える。就活で死ぬほどメンタルやられて、大学と両立なんてできないなーって全部投げ出したくなる時に、ぐっと歯を食いしばって堪える力をくれる。

Eillさんのフックも優しくて、ふわっと包み込んでくれる。お母さんの胎内に帰ったような感覚。

2バースめはレゲエ寄りに歌い上げてるところがあるんだけど、すっごい好き。普段のゴリゴリに韻踏んでるのも好きだけど、歌モノもしっかり乗りこなしてるのは本当に流石。彼のラッパーとしてのスキルの幅広さを見せ付けられる。

今初めてこの曲のPVを観たんだけど、Eillさんが想像よりずっと若くてべっぴんさん。調べたらわたしと同い年だった。ひょええ。

フリースタイルダンジョンからヒップホップを聴くようになった新米ヘッズなんだけど、輪入道(あえて敬称略)の男らしさが大好き。自分を貫くって凄く難しいなぁって日々思うんだけど、やっぱり経験が違うんだろうな。『So Dark』の歌詞にあるような、合法だったり非合法だったりの物事が彼を形成して今ラッパーになったんだと思うと、全部がありがたく思える。なんか宗教ちっくだな。

いつも崩さないレペゼン千葉の姿勢も大好き。わたしは千葉ロッテファンなんだけど、マリンで歌ってる姿がグッときた。ずっと千葉代表っていう立場を示してきた彼が、あの大観衆の前でラップをする。なんだろう、上手く言えないし、お前みたいなど新規がなんだよって感じなんだけど、どんどん千葉県民に広がっていくんだと思うと涙が出た。

ニューアルバムも最高の曲ばかりなので、しっかり聴き込んでまた記事にしようかな。おわり！